活性酸素は免疫になくてはならない存在です
活性酸素は老化を促進させたり、病気の原因になったりと、
悪いイメージばかりが先行していますが、
すべての活性酸素が悪いわけではありません。
細菌やウィルスから身を守ってくれるのも活性酸素なのです。
善玉の活性酸素は殺菌効果などがあり、免疫に非常に役立ってくれます。
細菌やウィルスから身を守る役割をしてくれるのは白血球ですが、
その白血球は活性酸素を利用して細菌やウィルスと戦います。
大量の活性酸素を使って殺菌し、退治した死骸が膿です。
細菌に感染した細胞は
サイトカイン
という物質を出して、助けを呼びます。
白血球はサイトカイン濃度が高い所へ移動し、
細菌に感染した細胞を救出します。
しかし、ここで問題なのは
弱っている細胞は細菌に感染していなくてもサイトカインを出す
事です。
そこに集まってきた白血球から放出される活性酸素が、
正常な細胞を攻撃してしまい、病気や老化の原因になります。
活性酸素は免疫にとって非常に大切なものであると同時に、
危険も隣り合わせている物質なのです。
身体にとって良い働きをするのが善玉活性酸素。
悪影響を及ぼすのが悪玉活性酸素。
強力な抗酸化物質は、善玉も悪玉も両方除去してしまいますが、
善玉の活性酸素のみを残せるのが水素の強みで優れた点です。